氷鴨が止まらないBLOG
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吾妻ひでお『失踪日記』(イースト・プレス)感想
“日記”とあったので、てっきり活字の本かと思って買ったら漫画でした。

吾妻ひでおは、1970年代から1980年代に活躍した漫画家。
主な作品に『ななこSOS』『オリンポスのポロン』など。

この『失踪日記』は、著者が失踪中のエピソードを描いたもので、本の帯には「全部実話です(笑)」との文句がw。

失踪日記

内容は3部構成で、第一部「夜を歩く」は、89年に著者が連載をすべて辞めた挙句、突如失踪し、ホームレスをしていたときの話。

第二部「街を歩く」は、92年に再び失踪し、ホームレス生活をしているうちに、ひょんなことから配管工になってしまったときの話。

第三部「アル中病棟」は、98年アルコールのせいで幻覚や幻聴が出るようになり、病院に強制入院させられるハメになったときの話。

まさに、現代日本におけるサバイバル日記となっております。

こうしてならべると、陰惨なドロドロした話ばかりのように感じる方もあるかもしれませんが、冒頭で著者自身が「この漫画は人生をポジティブに見つめ、なるべくリアリズムを排除して描いています」(本書5ページより)と宣言しているとおり、悲惨な話も明るく元気よく描かれております。

なお、本書は完結しておらず、入院中のエピソードのまま続編に続いておりますw。
ご一読あれ。
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